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芝生管理の人手不足に自動化で対応 日本体育施設がFJDynamics製の芝刈りロボット新型2機種を発売

芝生管理の人手不足に自動化で対応 日本体育施設がFJDynamics製の芝刈りロボット新型2機種を発売
リールモア型(※1)芝刈りロボット『RCM01』
リールモア型(※1)芝刈りロボット『RCM01』

多機能型とリールモア型、2つの新モデルが登場

スポーツ施設の建設と管理・運営を専門とする日本体育施設株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:越後 幸太郎)は、2026年10月1日(木)から芝刈りロボットの新型2機種を発売しました。多機能芝刈りロボット『RM21P』と、リールモア型芝刈りロボット『RCM01』です。いずれも、農業や建設業界向けに自動運転ソリューションを提供するFJDynamics社(本社:シンガポール)の製品で、日本体育施設は同社の日本販売代理店を務めています。

スポーツ施設やゴルフ場では、担い手不足や省人化ニーズの高まりを受けて、維持管理業務の自動化が求められています。日本体育施設は中期ヴィジョン「もう一歩先のフィールドへ 人と技術で未来を‟健”設する」を掲げ、DX・ロボットソリューションを推進する中で、FJDynamics社製の芝生管理ロボットを取り扱ってきました。2025年に販売を始めてからは、従来の主要顧客層に加えて新たな用途・分野からも引き合いがあり、利用者からは驚きの声が多く寄せられたといいます。同社は対応施設をさらに広げることで、業界の人手不足に伴う課題の解決に貢献し、持続可能な施設運営を支援するとしています。

芝生管理の人手不足に自動化で対応 日本体育施設がFJDynamics製の芝刈りロボット新型2機種を発売

測量からルート設計まで、計画づくりを支える仕組み

今回の2機種を含むFJDynamics社製の芝刈りロボットは、AI技術、産業用RTK測位技術、スマートビジョンシステムを組み合わせています。これにより、芝生エリアのマッピング(測量)と、目的に応じた走行ルートの生成が可能です。芝刈りに必要な割付設計や刈込ルートの設計、スケジューリングといった計画策定をサポートし、そのプログラムに沿って自動走行することで、従来の位置出し作業の手間も減らせます。

産業用RTK測位技術とは、GNSS(衛星測位システム)と基準局の補正データを活用し、建設機械や自動運転、ドローンなどで求められるセンチメートル単位の高精度な位置情報をリアルタイムで提供する技術です。また、スマートビジョンシステムは、カメラや画像認識技術を使って対象物の検知・識別・計測・追跡などを自動で行うシステムを指します。

実際に同社製の芝生管理ロボットを使っている、造園業の株式会社杉澤緑地(本社:東京都杉並区)の杉澤幹生代表は、これまで使用してきた自動機械とは精度が明らかに違うと感じたと話します。走行が安定しており、芝生の上でのブレがほとんどないとのこと。さらに、ロボットに作業を任せている間に別のメンテナンス作業へ人員を回せるようになり、省力化につながっていることから、人手不足の中で非常に助かっているとしています。

芝生管理の人手不足に自動化で対応 日本体育施設がFJDynamics製の芝刈りロボット新型2機種を発売

新型2機種の特長

アタッチメントで用途を広げる『RM21P』

『RM21P』は、従来機から軽量化を図ったうえで、自律走行性能、メンテナンス性、システムの操作性を高めたモデルです。複数の作業に対応できるアタッチメントを新たに豊富にラインアップしており、施設のニーズに合わせてカスタマイズすることで、さまざまな用途に活用できます。

  • アタッチメント:ラインマーカー/ボールピッカー/集草機/ブラッシング他
  • フロント部をサスペンション式(昇降式)に改良し、フロート式カッティングデッキを搭載。凹凸のある地形でも、より美しい仕上がり品質を実現

フロート式カッティングデッキとは、芝生を刈る刃の部分が地面の起伏に合わせて上下に動く機構のことです。

待望のリール刈りに対応した『RCM01』

『RCM01』は、リール刈りに対応したモデルです。リールモア型とは、らせん状の回転刃と固定刃で芝生を挟んで切る方式の芝刈機で、切り口がきれいで芝へのダメージが少ないのが特徴です。サッカー場や野球場などでグラウンド管理を担うグラウンドキーパーのニーズに応える高品質な芝刈りを実現し、人手不足に悩む現場の課題解決に貢献するとしています。

  • 芝生への負担を最小限に抑える「リールモア型刈込」を実現
  • 高精度ローラーブレード(回転するらせん状の刃と受け刃で芝生をはさみ切る刈刃機構)により、くっきりと際立つストライプを創出
ラインマーカー
ラインマーカー

ライン引きや中型機など、既存のラインアップも

すでに販売中のFJDynamics社製品には、Jリーグ関連施設でも使われているロボットラインマーカー『PaintMaster™Pro(ペイントマスタープロ)』があります。木の下やスタンド近くなど、GPSが困難な場所でも数㎝レベルの精度でマーキングできるのが特長です。Jリーグチーム練習場で芝生管理を担う鈴木氏によると、以前はロープを張って3~4名でライン引きを行い、ライン位置を変える際には基準点から測り直す必要があったため、多くの時間と手間がかかっていました。ロボットの導入後は人的作業が一切なくなり、人員や作業時間の削減につながったうえ、空いた人員を他の業務に配置できるようになったことで、全体の作業効率も向上したといいます。また、Jリーグ関連施設の芝生管理者である田中氏は、一度マッピングを行えばすぐにライン引きを始められ、フルサイズのサッカー場でも従来の半分以下の時間で作業を終えられるようになったと話します。塗料を最適な量で噴射するため塗りムラがなく、塗料の無駄も減り、高精度GPSによって手作業では難しいサークルやコーナーもきれいに仕上げられたとのことです。

このほか、次の製品も販売されています。

  • 『RLM02 PaintMaster™ Mini(アールエルエム02 ペイントマスターミニ)』:サッカー場や野球場、ラグビー場などのスポーツ施設向けの、軽量・高精度な自律ラインマーキングロボット。軽量・コンパクト設計で持ち運びしやすく、交換式バッテリーにより終日の運用にも対応。アプリによる遠隔監視・操作が可能で、障害物回避やGPS盗難防止機能も搭載
  • 『FRX(エフアールエックス)』:スポーツフィールドやゴルフコース向けに設計された、プロフェッショナル仕様のミニロボット芝刈り機。独自のサスペンション式カッティングディスクとフロントサスペンションシャーシにより、地形の起伏に追従しながら安定した精密な刈込を実現
  • 『Titan(タイタン)』:RTK GNSS、LiDAR、ビジョン技術を組み合わせた高精度なナビゲーションで、安定した走行と障害物回避を実現する中型芝刈りロボット。最大730mmの刈幅で、1日あたり最大36,000㎡の芝管理が可能。マーキングキットを装着すれば、芝刈りと競技フィールドのマーキングの両方を行える

日本体育施設は1971年5月の設立以来、国内外のスポーツ施設の建設と管理・運営、製品やサービスの開発・提供に取り組んできました。スポーツ・レクリエーション施設の建設・管理運営を主な事業としており、本社は東京都中野区東中野3-20-10、資本金は4,350万円です。

出典:日本体育施設株式会社