「いい生活賃貸管理クラウド」の銀行API連携、開始1か月で月間約2万件の明細確認・取込作業が自動化見込に


提供開始1か月で、月間約2万件の作業が自動化対象に
株式会社いい生活(東京都港区、代表取締役社長 CEO:前野 善一)は、2026年9月に提供を開始した「いい生活賃貸管理クラウド」の「銀行API連携」機能について、提供開始から1か月時点の状況を明らかにしました。この機能を申し込んだ顧客のうち、銀行API連携を活用することで、月間約2万件の入出金明細の確認・取込作業が自動化される見込となっています。
サービス開始から1か月で、この機能は18万戸を超える物件(駐車場等の区画も含む)での利用が決まりました。これまで経理担当者は、金融機関のサイトから銀行明細をダウンロードし、賃貸管理システムにアップロードしていました。この作業のうち月間約2万件を自動化できるようになります。
さらに、7月にリリースされた「AI消込アシスト機能」と組み合わせると、銀行APIを通じた入出金明細の自動取得から消込作業までが一連の流れでつながります。これにより自律的な業務遂行が可能になり、不動産管理における経理業務を大幅に効率化できるとしています。

家賃入金管理に残っていた手作業という課題
全国の不動産管理会社にとって、毎月の家賃入金管理は事業の根幹をなす重要業務です。その一方で、最も業務負荷が高い業務でもあります。特に月末から月初には、数千から数万件規模の入出金処理が集中します。経理担当者は「ネットバンキングへのログイン」「明細データのダウンロード」「管理システムへの手動アップロード」という作業を、毎日のように手動で行ってきました。
2026年9月に「銀行API連携」機能が正式リリースされると、多くの不動産管理会社から反響と賛同が寄せられたといいます。評価されたのは、分断されたアナログな作業から解放される点です。また、人為的ミス(データの取込漏れや二重取込)や、ローカル端末へのデータ保存に伴うセキュリティリスクを排除できる点も挙げられています。同社が示す機能のポイントは、次の3つです。
- 手作業をゼロへ(業務の完全自動化):銀行口座から入出金明細を自動で取得し、「いい生活賃貸管理クラウド」へ自動登録します。ネットバンキングへのログイン、明細のダウンロード、システムへのアップロードといった従来の手作業が一切不要になります。
- データの正確性向上:自動連携によって、取込漏れや二重取込といった人為的ミス(ヒューマンエラー)が発生しない仕組みを構築します。これにより、データの正確性とリアルタイム性を大幅に向上させます。
- 情報漏洩リスクを最小化するセキュリティ強化:担当者が銀行の生データを手動でダウンロード・操作するプロセスをなくします。端末へのデータ保存や紛失による情報漏洩リスクを、構造的に最小化します。
「入口の自動化」と「判断の自動化」で目指す好循環
いい生活が目指しているのは、「使い込むほど強くなる不動産業務基幹システム」です。銀行API連携による「入口の自動化」と、「AI消込アシスト機能」による「判断の自動化」を融合させることで、不動産AXの真の価値を発揮するとしています。想定されている流れは次のとおりです。
- 入出金明細の自動取得(銀行API)
- 一括消込(自動マッチング)
- AI消込アシスト
- 担当者による確認
- AIが学習
- 次回の推論精度が上がる
データを守るセキュリティの3つの柱
同社は、次の3つの柱によって、顧客のデータを「構造的」に守り続けているとしています。
- 構造的分離:同社のオフィス(社内環境)と、顧客のデータを管理するデータ金庫(SaaS環境)は、「海を隔てた別の島」のように完全に分断されています。万が一社内PCがウイルスに感染しても、SaaS環境への道を構造的に遮断しているため、二次感染が発生しない仕組みです。
- ゼロトラスト:「誰も信用しない」ことを前提としたゼロトラストアーキテクチャを採用しています。社内からのアクセスも、空港の保安検査レベルでその都度検証します。多要素認証(MFA)を徹底し、パスワードに頼らないPasskeysを標準で提供することで、常に厳格な本人確認を行っています。なお、ゼロトラストとは、「社内ネットワークだから安全」という従来の性善説を捨て、「すべてのアクセスを疑い、その都度検証する」という考え方を指します。
- クラウドネイティブ:リモートデスクトップ(遠隔操作)を利用する方式とは異なり、ブラウザやAPI通信による方式を一貫して採用しています。限定された指示データだけを通し、ウイルスの主要な感染経路となるドライブ共有などの仕組み自体が存在しないため、リスクを構造的に排除しています。クラウドネイティブとは、既存のソフトウェアを単にクラウド上の「場所」に置くのではなく、「最初からクラウドで動くことを前提」に設計・構築されたシステムのことです。
同社は、情報セキュリティ規格のISO/IEC 27001(ISMS)、クラウドセキュリティ規格のISO/IEC 27017(ISMS-CLS)、ITサービスマネジメント規格のISO/IEC 20000(ITSMS)という3つの国際認証を取得し、厳格な運用を続けています。今後も、顧客のビジネス継続性を最優先に考える戦略的パートナーとして、「止まらない不動産実務基盤」を提供し続けるとしています。
「いい生活賃貸管理クラウド」は、管理会社やオーナー向けのクラウド型賃貸管理サービスです。物件管理、賃貸契約、入出金管理など、賃貸管理業務のあらゆる業務を一元管理できます。これまで紙やエクセルで行っていた管理を1つのシステム内で完結させ、仲介会社への情報提供の効率や正確性も高めます。クラウド型のため、常に最新の法改正に対応した機能・システムを提供できる点も特徴です。
出典:いい生活


