製造業きもとが地域と育む「KIMOTOダリア園」が9月28日開園、今年は大輪にも挑戦

地域課題から生まれたダリア園
KIMOTOダリア園は、高機能材料の製造を手がける株式会社きもとが、地域の休耕地や獣害といった課題に向き合うために始まりました。2008年に同社の木本会長がいなべ市の地域課題を知ったことをきっかけに、「地域の土地を守り、地域活性化につながる取り組みができないか」という思いから、2011年に「KIMOTOファームプロジェクト」を発足しました。
活動の一つとして、2017年にダリアの試験栽培をスタート。ダリアが選ばれたのは、木本会長が友人の育てていた色とりどりのダリアの美しさに感動したこと、そして三重工場周辺で課題となっていたイノシシやシカなどによる獣害を受けにくいという特性があったためです。育成方法を学びながら、2019年にKIMOTOダリア園を開園しました。
地域住民と育む交流の場
KIMOTOダリア園は、同社の社員だけでなく、地域住民を中心とする「ダリア会」の46人と共に育てられています。ダリアの栽培には、植え付け、水やり、芽かき(余分な芽を取り除く作業)、摘芯(茎の先端を摘み取り、脇芽を増やして花数を増やす作業)、除草、開花期の管理、シーズン終了後の球根の掘り上げまで、一年を通してさまざまな手入れが必要です。
「誰もが、何度でも気軽に訪れられる場所にしたい」という思いから、ダリア園は無料で開放されています。散歩の途中に立ち寄ったり、家族や友人と花を見に出かけたりと、ダリアを通じて地域内外の人々が交流する場へと成長しています。2019年には302人だった来園者が、2023年には10,852人にまで増加しました。
また、地域とのつながりは園内にとどまらず、近鉄ハイキング・三岐鉄道合同企画の立ち寄りスポットとして地域の散策企画と連携したり、子どもたちが地域や環境について学ぶ体験活動にも活用されています。
新たな挑戦と見どころ
ダリア栽培は毎年同じように花が咲くわけではなく、近年は生育に苦労する状況が続いています。そのため、KIMOTOでは生育不良の原因と向き合いながら、土壌改良や生育状態の観察、不良株の管理、道具の使用ルールの見直し、品種ごとの管理など、栽培方法そのものを見直しています。
そして2026年は、新たな見どころとして、一部の品種で大輪・中大輪の栽培に挑戦しています。ダリアは花径(花の直径)によって大きさが分類され、大輪は24cm、中大輪は21cmが目安です。今年は「福わ内(ふくわうち)」「ワインシャワー」「春慶(しゅんけい)」「大和なでしこ」といった大輪品種も加わる予定です。色や形、咲き方だけでなく、花の大きさの違いにも注目して楽しめます。
園内には見晴台やフォトスポットが設置されており、車いすを利用する方やペット同伴の方も楽しめるよう通路の整備にも取り組んでいます。見頃は10月中旬から下旬を予定しており、開花状況は「KIMOTOダリアガーデン」公式Instagram(@kimotodahliagarden)で随時お知らせされます。
KIMOTOダリア園で、自分だけのお気に入りの一輪を見つけに訪れてみてはいかがでしょうか。
KIMOTOの取り組みに関する詳細は、KIMOTO WEBサイトをご覧ください。


