近畿で注文住宅を建てた・検討中の人の7割が重視するのは「価格と品質・性能のバランス」 坪単価は48.0%が「わからない」

家づくりを考え始めると、まず気になるのは「お金」のことではないか。今回の調査は、そんな問いかけから始まっています。土地、建物、設備などにかかる費用は人によって異なり、どこにお金をかけ、どこを抑えるかもさまざまです。株式会社NEXER Groupと『ユピテルはうす明石』による調査では、近畿で注文住宅を建てた人や検討中の人が、家づくりの予算をどのように考えているのかを尋ねています。
調査は2026年9月8日から9月15日にかけてインターネットで行われました。対象は、事前調査で「近畿在住で注文住宅を建てた/検討中」と回答した男女で、有効回答は50サンプルです。依頼先の業者のタイプ、建物本体価格、土地と建物を合わせた総予算、坪単価の認識、家づくりで優先したこと、住んでからの光熱費・メンテナンス費の重視度について尋ねています。なお、数値は原則として小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

依頼先は「全国大手HM」と「未定・その他」が36.0%で並ぶ
建てた、または建てる予定の業者のタイプを聞いたところ、「全国大手HM」と「未定・その他」がそれぞれ36.0%で最も多く、「地場工務店」が28.0%で続きました。全国大手HMと地場工務店のどちらを選ぶかだけでなく、まだ業者を決めていない人も一定数いることがわかります。業者選びも、注文住宅を建てる際に検討すべきポイントのひとつになっているようです。

建物本体価格・総予算ともに金額帯には幅
建物本体価格(見込み額を含む)で最も多かったのは「2,500万円以上」の32.0%でした。回答の内訳は次のとおりです。
- 2,500万円以上:32.0%
- 1,500~2,000万円:28.0%
- 1,000万円未満:16.0%
- 1,000~1,500万円:14.0%
- 2,000~2,500万円:10.0%
最も多いのは2,500万円以上の層ですが、2,000万円未満を合わせると58.0%となり、建物本体にかける金額には幅があることがわかりました。
土地と建物を合わせた総予算では、「3,500万円以上」が30.0%で最多となりました。続いて「2,000万円未満」が24.0%、「2,500~3,000万円」が20.0%、「3,000~3,500万円」が14.0%、「2,000~2,500万円」が12.0%です。総予算も金額帯は幅広く、建物本体だけでなく土地を含めた総額で把握しておくことが大切なようです。

自分の家の坪単価、48.0%が「わからない」
坪単価とは、家の本体価格を延床面積の坪数で割った、1坪あたりの建築費のことです。費用を検討する際によく目にする指標ですが、どの程度と認識しているかを尋ねると、最も多かったのは「わからない」の48.0%でした。以下、「40万円未満」が16.0%、「50~60万円」と「70万円以上」がそれぞれ12.0%、「40~50万円」が8.0%、「60~70万円」が4.0%と続きます。
約半数が自分の家の坪単価を把握しておらず、総予算は意識していても坪単価までは把握していない人も多いようです。坪単価は建築費を比較する際の目安のひとつであり、調査では、総額だけでなく坪単価にも目を向けておくことで予算を考える際の参考にしやすくなるのではないか、と投げかけています。

7割が「価格と品質・性能のバランス」を優先、住んでからの費用にも目配り
家づくりで優先したことは、「価格と品質・性能のバランス」が70.0%で最も多く、「とにかく価格」が12.0%、「性能重視」が10.0%、「デザイン重視」が8.0%と続きました。7割が価格だけ、性能だけに偏るのではなく、両方のバランスを重視しており、限られた予算のなかで価格と品質・性能のどこに折り合いをつけるかが重要なポイントになっているようです。
住み始めてからの光熱費・メンテナンス費については、「強く重視」が16.0%、「やや重視」が46.0%で、合わせて62.0%が重視したと回答しました。一方、「あまり重視しなかった」は24.0%、「まったく重視しなかった」は14.0%で、合わせて38.0%でした。6割以上が、建てるときの費用だけでなく、住み始めてから継続的にかかる費用にも目を向けていたことになります。
調査からは、初期費用だけでなく住み始めてからの負担まで考えている人も多いようだという結果が得られました。一方で、坪単価については48.0%が「わからない」と回答して最も多く、坪単価まで把握していない人が多いようです。調査では、建物本体の価格だけでなく、土地やオプション、住み始めてからの費用まで含めて考えることが大切だとし、複数の見積もりを比較しながらどこにお金をかけたいのかを整理しておくことが、納得のいく資金計画につながるのではないか、としています。


