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材木屋・石屋・米屋のアトツギが手がける卓上餅つきセット「otsuki」、岡崎の老舗3社がMakuakeで先行販売

材木屋・石屋・米屋のアトツギが手がける卓上餅つきセット「otsuki」、岡崎の老舗3社がMakuakeで先行販売

愛知県岡崎市に根ざす老舗3社が、家で楽しめる卓上餅つきセット「otsuki(おつき)」を共同で開発しました。参加したのは、1917年創業の岡崎製材株式会社、1927年創業の有限会社稲垣石材店、1914年創業の株式会社渡辺米穀店です。3社の創業年数を合わせると320年になります。「otsuki」は、2026年10月23日(金)10時から応援購入サービス「Makuake」で先行販売が始まりました。

地域イベントで生まれた笑顔と反響
地域イベントで生まれた笑顔と反響

餅つきを、暮らしの中の選択肢に

住まいの環境や暮らし方が変わり、かつて年末年始や地域行事で親しまれてきた餅つきを体験できる機会は少なくなっています。3社がねらったのは、昔ながらの道具をただ小さくすることではありません。餅つきを特別な行事から、家族や地域の人々が集まる日常の選択肢へと変えることを目指しました。木・石・米それぞれの専門技術を組み合わせ、文化を次の世代へ受け渡す新しい形として提案しています。

商品化の前に、3社は地域のイベントに出店して餅つき体験を行いました。杵を手に取ると自然に人が集まって掛け声が上がり、つきあがった餅を囲んで笑顔が広がったといいます。想像以上の反響があり、「家でもやってみたい」という声も寄せられました。餅つきには世代を問わず人を引きつけ、その場をひとつにする力があることを、3社は改めて感じたそうです。このイベントで生まれたたくさんの笑顔が、今回の商品化を後押ししました。

次の100年へ挑む3人のアトツギ
次の100年へ挑む3人のアトツギ

木・石・米、3つの専門性をひとつのセットに

開発を担ったのは、岡崎で約100年の歴史を持つ3社のアトツギです。木材を見極めて加工する岡崎製材、石の特性を熟知する稲垣石材店、米の品種や配合を追求する渡辺米穀店。業種は異なっても、素材を見極める目と職人の技術を磨いてきた点が共通しています。出発点は、岡崎製材と稲垣石材店による共同ブランド「Ki+Seki(キセキ)」です。木と石を組み合わせたテーブルウェアの開発から始まった協業が、米の専門家を迎えて新たな段階に入りました。

セットの内容は、杵、石臼、専用もち米1kg、桧丸太プレート、作り方ガイドで、オプションとしてレーザー名入れ加工も用意されています。それぞれの道具には、各社の技術が生かされています。

  • 杵(岡崎製材):ホワイトオークを職人が一本ずつ加工した、子どもから大人まで扱いやすい本格的な杵
  • 石臼(稲垣石材店):岡崎市産の銘石「宇寿石」を使い、地元の石工が仕上げる、長く使い継げる石臼
  • もち米(渡辺米穀店):五ツ星お米マイスターが、岡崎市産を中心に選定・ブレンドした専用もち米

Makuakeのセット限定で岡崎市産桧の丸太プレートが付属

Makuakeのセットに限り、通常販売予定価格のまま、岡崎市産の桧を使った丸太プレートが付きます。臼の下に敷くとテーブルに傷がつくのを防ぎ、餅をつくときの衝撃をやわらげるクッションの役目も果たします。

卓上餅つきセット「otsuki(おつき)」
卓上餅つきセット「otsuki(おつき)」

石切場で素材と文化にふれる体験イベントも

2027年1月9日(土)には、岡崎市内の石切場で体験イベントが開かれます。内容は石切場の見学、石割り体験、卓上餅つき、焚火での焼き餅です。

  • 時間:10:00~12:00/14:00~16:00
  • 定員:各回20組
  • 参加費:大人1名5,000円(お子様2名まで無料で同伴可)

この取り組みは、餅つきを昔のまま保存することを目的にしたものではありません。暮らしが変われば文化との関わり方も変わるという考えのもと、今の時代に合った方法で体験の機会をつくり、次の世代が自分から「またやりたい」と思えることを大切にしています。楽しいからまたやりたくなり、またやる人がいるから文化が残っていく。「otsuki」は、そうした文化の受け継ぎ方を形にした、3社なりの新しい提案です。

開発を担った3人のアトツギ

岡崎製材株式会社5代目アトツギの八田壮史さんは岡崎市生まれで、大手海運会社や大手不動産会社を経て2019年に入社しました。YouTubeチャンネル「材木屋のおやじとせがれ」で木の魅力を発信しており、チャンネル登録者数は2026年9月29日時点で3.48万人です。有限会社稲垣石材店4代目アトツギの稲垣遼太さんは1990年生まれ、岡崎生まれ岡崎育ちで、2016年から同店に勤務し、墓石の製造・販売・建立に携わりながら、2020年に石のブランド「INASE」を立ち上げました。株式会社渡辺米穀店5代目アトツギの渡邊大地さんは岡崎市生まれで、2023年に入社し、2025年に一般財団法人日本米穀商連合会が認定する「三ツ星お米マイスター」を取得。店頭で常時60種類以上のお米を扱い、地域の人や学生向けに「お米講座」も開いています。

出典:岡崎製材株式会社