新築版「Sumai Base」の提供開始 集客・営業・経営を一気通貫で可視化し、勘と経験に頼らない住宅会社経営へ


地域の住宅会社に向けた新築版「Sumai Base」が登場
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(代表取締役 社長執行役員:山田 昌司、本社:大阪府門真市)は、2026年10月26日から、業務支援システムの新築版「Sumai Base(住まいベース)」の提供を始めます。提供先は同社の加盟店であるパナソニック ビルダーズグループで、全国に約350社が加盟しています。新築とリフォームの顧客情報をまとめて管理し、データに基づく経営判断を支えるシステムです。
近年の住宅業界では、新築市場の縮小や顧客ニーズの多様化、人材不足の深刻化などによって、住宅会社を取り巻く環境が大きく変わってきています。新築住宅事業では、集客から営業、設計、施工、アフターサービスまで、長い期間にわたって顧客や案件の情報を管理しなければなりません。さらに、土地情報や資金計画、プラン提案、競合情報といった新築ならではの管理業務も増えています。
そこで同社は、これまでリフォーム事業向けに提供してきた「Sumai Base」を土台に、新築住宅事業に対応する顧客管理・案件管理・分析機能を拡充しました。新築営業特有の商談プロセスを可視化するKPI分析機能や受注前活動分析機能を加えています。また、年収別・延床面積別・工法別・競合別など、新築で重要となる顧客属性の分析機能も新たに搭載しました。

4つの分析機能で、営業活動から経営管理までを見える化
新築住宅事業では、初回接客から土地提案、資金計画、プラン提案、見積、契約を経て、契約後の打合せ、着工、引渡し、アフターサービスまで情報を管理し続ける必要があります。一方で、人材不足や少人数・兼務体制が進むなか、顧客情報や商談履歴、提案内容を担当者ごとに管理していると、営業活動の属人化や情報の分断が起きやすくなります。その結果、担当者の経験やスキルによって成果に差が出ることが課題になっています。Sumai Baseには、こうした課題に対応するため、次の4つの分析機能が搭載されています。
- 集客管理(広告・イベント分析機能)
- 商談管理(KPI分析機能、受注前活動管理)
- 経営管理(売上進捗)
- 経営管理(顧客・件名分析)
集客と商談の流れをデータで把握
集客管理では、媒体やイベントごとに流入数と成約率を管理し、成果の高い施策をはっきりさせます。最新のデータをすぐに確認できるため、施策の見直しや改善を素早く行えます。顧客データと連携し、ターゲット別の傾向も把握できます。商談管理では、初回接客、次回アポイント、プラン提案、契約申込など、新築住宅特有の営業工程ごとの進捗に加え、滞留率や失注率も把握できます。各工程の停滞や機会損失を可視化することで、優先して改善すべきポイントが明確になります。さらに、受注前の案件については、初回接客からプラン提案・見積・契約まで案件ごとの進捗を一元管理でき、受注機会の取りこぼしを防ぎます。
売上の進み具合と「自社の勝ちパターン」を分析
売上進捗の管理では、受注高と完工高を月次・累計でリアルタイムに把握できます。目標値や前年実績と比べることで、達成度や遅れも一目でわかります。顧客・件名分析では、リフォームと共通の年代・家族構成に加え、年収別、延床面積別、工法別、階数別、競合別など、新築住宅特有の完工データを多角的に把握できます。完工データをもとに、自社が強みを発揮する顧客層や受注傾向を分析し、販促企画や事業戦略の立案に役立てられます。前年比較や推移を確認しながら施策の効果を検証し、安定した売上づくりにつなげることもできます。

顧客情報を担当者個人ではなく「会社の資産」に
本システムは、新築事業とリフォーム事業をまたいで使えるクラウド型の業務支援システムです。住宅会社では、新築とリフォームで異なる管理方法やシステムを使っているケースも多く、情報が分散することで部門間の情報共有や継続的な顧客対応が課題になっています。Sumai Baseは、顧客・案件・契約・実績データを一つのシステムでまとめて管理し、引渡し後のアフターサービスやリフォーム提案まで含めた長期的な顧客管理を支援します。顧客情報や商談履歴、工事・アフター履歴を会社の資産として蓄積・共有することで、担当者個人の経験やスキルに頼らない営業活動の標準化を後押しし、異動や退職時の情報分断の防止にも役立ちます。

今冬には構造計算・アフター管理システムとの連携を予定
Sumai Baseは、集客・営業・工事・アフター管理までの情報を一元管理する業務支援システムとして提供が始まりますが、顧客情報を起点に住宅会社の業務全体をつなぐデータプラットフォームへの発展を目指しています。今冬には、テクノストラクチャー工法向けの構造計算依頼システムおよびアフター管理システムとの連携を予定しています。これにより、各システム間で発生していた顧客情報や案件情報の二重入力を減らし、設計・施工・アフター管理にわたる業務の効率化を支援します。将来的には、受発注管理システムや会計システムとの連携も視野に入れています。
基盤には、パナソニックグループの情報セキュリティ基準に準拠したクラウド環境を採用し、顧客情報や契約情報などの重要データを安全に管理します。また、図面・契約書・写真・履歴情報などを継続的に蓄積できるよう、「標準プラン」ではデータ容量無制限の環境を提供します。なお、「シンプルプラン」のデータ容量は5GB/ID以下です。提供先のパナソニック ビルダーズグループは、パナソニックとパートナーシップを結び、テクノストラクチャー工法の建物を提供する地元の住宅会社・工務店のグループで、加盟各社はテクノストラクチャー工法の施工認定を受けたビルダーです。


