都心5区のオフィス募集面積ストックが前月比2.9%減 estieが「エスティ マーケットレポート」2026年10月号を配信

商業用不動産データと業界特化型AIを手がける株式会社estie(本社:東京都港区、代表取締役:平井 瑛)が、「estie オフィスリサーチ」の分析データをまとめた不動産マーケット動向レポート「エスティ マーケットレポート」2026年10月号の配信を始めました。今号も、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス物件を対象に、需給バランスの最新動向を調べています。サブマーケットとして取り上げたのは、「日本橋・八重洲・京橋」エリアと「代々木」エリアです。

2026年9月の都心5区は募集終了が募集開始を大きく上回る
2026年9月の都心5区全体では、募集終了面積が33,493坪(前月比11.1%減)となり、募集開始面積の24,414坪(前月比6.8%増)を大きく上回りました。募集面積ストックは前月比2.9%減の301,462坪となっています。
行政区別に見ると、中央区では募集終了面積が19,082坪(前月比36.2%増)に増えました。募集開始面積の5,847坪(前月比30.5%増)を大きく上回ったことで、募集面積ストックは前月比17.0%減の64,774坪となっています。主な要因は、八重洲エリアで2029年1月竣工予定の大型オフィスビル「YAESU CORE」(グレードA)の募集終了(13,387坪)です。この募集終了が、都心5区全体の減少もけん引しました。
一方の渋谷区では、代々木エリアで大型の募集開始がありました。募集開始面積は3,957坪(前月比95.8%増)に増え、募集面積ストックは前月比9.4%増の23,881坪となっています。そのほかの3区の数値は次のとおりです。
- 千代田区:82,841坪(前月比1.6%増)
- 港区:100,979坪(前月比0.4%減)
- 新宿区:28,987坪(前月比4.3%増)

注目サブマーケット「日本橋・八重洲・京橋」と「代々木」の動き
「日本橋・八重洲・京橋」エリアでは、2029年1月竣工予定の大型オフィスビル「YAESU CORE」で13,387坪の募集終了がありました。エリア全体の募集終了面積は14,068坪(総貸付可能面積比2.45%)に達しています。募集開始面積は1,041坪(同0.18%)にとどまり、同エリアの募集面積ストックは前月比45.3%減となりました。潜在空室率は1.96%(前月比0.02ポイント増)、平均募集期間は407日(前月比12日増)です。
「代々木」エリアでは、「新宿マインズタワー」(グレードAマイナス)で2,221坪の募集開始がありました。エリア全体の募集開始面積は2,479坪(総貸付可能面積比2.01%)となっています。一方、募集終了面積は0坪でした。潜在空室率は3.02%(前月比2.01ポイント増)に上昇し、平均募集期間は219日(前月比100日減)となりました。

完全版は都心5区・全42エリアの詳細データを収録
このレポートを読んでほしい人として挙げられているのは、都心5区やサブマーケットの賃貸オフィス不動産の需給動向を知りたい人です。あわせて、「estie オフィスリサーチ」で実際にどのようなデータが見られるのかを知りたい人も対象としています。申し込むと、都心5区・全42エリアの詳細データをまとめた完全版をダウンロードできます。なお、本号の前月比は最新のデータ更新を反映した数値で算出されているため、過去号の掲載値とは一致しない場合があります。
レポートのもとになった「estie オフィスリサーチ」は、オフィス賃貸業に必要なあらゆる情報を提供するデータ基盤サービスです。大手デベロッパーの過半数が利用しています。全国約8.8万棟/40万フロアの建物情報、500万坪の募集情報、24万件の賃料情報、主要都市45万件の入居企業情報などの網羅的なデータで、不動産事業者の意思決定を支えています。サービスのデモンストレーションは、申し込みフォームから依頼できます。
estieは「産業の真価を、さらに拓く。」をパーパスに掲げ、不動産業界全体のデジタルシフトと、コアビジネスの高度化・効率化を進めています。不動産デベロッパーや機関投資家、金融機関向けに、商業用不動産データ分析基盤「estie オフィスリサーチ」「estie レジリサーチ」「estie 物流リサーチ」や、業界特化型AI「estie 案件管理」などのサービスを展開しています。さらに、不動産データと業界特化型AIを活用し、事業の非連続な高度化・効率化に向けた戦略立案や内製化の支援も行っています。同社の設立は2018年12月で、所在地は東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン・イースト4Fです。


