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網戸の張り替えや床の傷補修、AIはどのホームセンターを挙げる?10ブランド調査で全ブランドの「言及率」が「公式サイト引用率」を上回る

網戸の張り替えや床の傷補修、AIはどのホームセンターを挙げる?10ブランド調査で全ブランドの「言及率」が「公式サイト引用率」を上回る

「網戸を自分で張り替えたい」「床の傷を直したい」。住まいの手入れに関するこうした相談に対して、生成AIはどのホームセンターの名前を挙げ、どのサイトを情報源にしているのでしょうか。株式会社プレティアジャパンが、国内ホームセンター10ブランドを対象に、住まいのDIY・セルフメンテナンスに関する生成AIの回答を独自に調べました。

網戸の張り替えや床の傷補修、AIはどのホームセンターを挙げる?10ブランド調査で全ブランドの「言及率」が「公式サイト引用率」を上回る

5つの生成AIに計4,800回質問

調査期間は2026年10月14日~16日の3日間です。ChatGPT、Gemini、Copilot、Google AI Mode、Google AI Overviewの5つの生成AIに対し、80問をそれぞれ12回ずつ、計4,800回質問しました。分析の対象は、そのうちの有効回答4,783件です。

住まいのDIYやセルフメンテナンスに関する相談は、必要な材料、修理の方法、どこで買うかなど、内容が多岐にわたります。同社は、企業にとって、AIの回答で自社ブランドの名前が出ているか、顧客の相談に答える情報源として公式ページが引用されているかを把握することが重要だとしています。こうした背景から、主要ホームセンター10社を対象にAIの回答状況を調べました。

ホームセンター10ブランドのブランド言及率ランキング
ホームセンター10ブランドのブランド言及率ランキング

全10ブランドで「言及率」が「公式サイト引用率」を上回る

調査では、AIの回答にブランド名が登場する割合を「言及率」、公式サイトが情報源として採用される割合を「引用率」として集計しました。その結果、対象の全10ブランドで、言及率が公式サイト引用率を上回りました。

  • ブランド言及率:カインズ34.1%、コーナン31.8%、コメリ21.7%の順
  • 公式サイト引用率:カインズ9.9%、コーナン9.2%、コメリ4.9%の順

カインズは言及率・引用率ともに首位でした。いずれの割合も有効回答4,783件を分母として算出しており、1つの回答の中で複数のブランドが言及・引用されることもあります。なお、言及率と引用率は別の指標で、両者の差がそのまま改善の余地を示すわけではないと同社は説明しています。

質問の中身で、登場するブランドも引用元も変わる

80問は「情報・知識」「おすすめ・推薦」「悩み」「購入・比較」の4つの意図に分けて計測されました。購入先の比較や材料の購入に関する質問では対象ブランドが多く言及された一方、修理方法に関する一部の質問では、対象10ブランドの言及も公式サイトの引用も0件でした。

相談内容ごとに見ると、全体の引用率だけでは見えにくい傾向も浮かび上がりました。カインズは「網戸 張り替え 材料 店舗 通販」で37/60回答、DCMは「フローリング 傷 補修」で15/60回答、島忠・ホームズは「木材 カットサービス おすすめ 店」で17/60回答に引用されています。DCMの総合的な公式サイト引用率は4.4%、島忠・ホームズは1.4%でしたが、床の傷の補修や木材のカットサービスに関する質問では、繰り返し引用されていました。同社は、全体の順位と重点領域での引用状況を分けて見ることが、対策を検討するうえで役立つとしています。

ホームセンター10ブランドの公式サイト引用率ランキング
ホームセンター10ブランドの公式サイト引用率ランキング

AI引用対策は「重視する商品・サービス」と「顧客の質問」から

今回の調査は、ブランド名が言及されることと公式サイトが引用されることの違いに加え、質問内容によって引用元が変わることを示したものです。同社は、企業がAI引用対策に取り組むには、まず自社が重視する商品・サービスを決め、顧客が実際に相談しそうな質問から調べることが重要だとしています。そのうえで競合や専門サイトの引用元と比べることで、自社の商品詳細ページやFAQ、使い方・メンテナンス情報など、改善を検討するページを絞り込みやすくなるとのことです。

4,783件のAI回答全文や引用元URLなどを含む詳細な調査結果は、レポートとして無料で提供されています。ランキングは調査対象の質問と、ブランド名・公式URLの判定ルールに依存するもので、市場シェアや売上順位、企業全体の品質評価を示すものではないとされています。

株式会社プレティアジャパンは、「AIに相談して選ぶ時代のECをつくる」をミッションに、顧客の意図を理解するAIによる「エージェンティックコマース」の実現を目指す企業です。エージェンティックコマースAI SaaS「genser(ジェンサー)」、GEO/LLMO対策サービス「genrank(ジェンランク)」、AIショッピングプラットフォーム「gelatto(ジェラート)」の3つのサービスを展開しています。

出典:株式会社プレティアジャパン