JR大阪駅前のサンクンガーデンで社会実験 大和ハウス工業がにぎわいと回遊性への効果を検証

大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友浩嗣)は、JR大阪駅前の「大阪ダイヤモンド地区」で、サンクンガーデンを活用した社会実験を2026年10月23日から10月25日まで実施します。対象エリアには「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」の計画地も含まれます。目的は、まちのにぎわいを生み出すことと、地区内の回遊性を高めることです。サンクンガーデンとは、周囲の一般道や地盤面よりも一段低く掘り下げて造られた広場を指します。

芝生とベンチを設けた広場でイベントを開催
実験期間のうち2026年10月23日と10月24日には、イベント「サンクンガーデンフェスタbyダイワハウス」が開かれます。イベントのある日と通常時とで、来街者の滞在や回遊の行動などを比べるためです。同社は、良好な都市空間をつくるには、人々が集まり、とどまり、交流する機会を生み出すことが重要だとしています。そのうえで、まちの活性化につながるイベントを通じて来街者の滞在や地区内の回遊を促し、その効果や公共空間へのニーズを検証します。
会場には軽食やドリンク、雑貨などを販売する店舗が並び、音楽ライブも行われ、来街者がサンクンガーデンに立ち寄るきっかけをつくります。広場には芝生を敷き、植栽やガーデンベンチを設けて、快適に過ごせる空間に整えます。出店するのは、コーヒーやクラフトビールの専門店に加え、イタリア料理や芋けんぴなど気軽に飲食を楽しめる店舗です。ただし、出店店舗は予告なく変更となる可能性があります。
ステージでは、ジャズ演奏やチアリーディング、ダンス、紙芝居などが披露されます。幅広い世代が楽しめる内容を用意し、サンクンガーデンへ足を運ぶきっかけをつくります。出演団体も予告なく変更となる可能性があり、雨天の場合は一部コンテンツを中止する場合があります。
回遊性を高める取り組みとして、近隣で開かれる「大阪ダイヤモンドフェスタ2026~Autumn~」や「ディアモール オータムフェスタ」と連動したスタンプラリーも行います。このスタンプラリーは、大阪ダイヤモンド地区エリアマネジメント推進委員会や大阪ダイヤモンド地下街株式会社などと連携して開催されます。こうした取り組みを通じて、来街者の滞留時間や回遊行動にどのような影響が出るかを検証します。

関西学院大学の松村茂久教授や日建設計と共同で効果を分析
検証は、関西学院大学建築学部の松村茂久教授や株式会社日建設計と共同で行います。来街者アンケート、滞留・回遊性に関する調査、関係者へのヒアリングなどを実施します。
比較するのは、通常時、ベンチ設置時、イベント実施時の3つの状態です。来街者数、滞在時間、地区内の移動、安全性、満足度などを分析し、その結果をもとに、大阪ダイヤモンド地区でにぎわいと滞在・回遊を生み出すのに有効なイベントや空間整備の在り方を整理します。

マルビル建替後のエリアマネジメントを見据えて
同社は2024年11月から、都市再生特別地区(地区名称:梅田一丁目中央地区)の制度を活用した「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」を本格的に進めています。都市再生特別地区では、土地を合理的かつ健全に高度利用するため、エリアマネジメントなどを通じた公共空間の整備・活用が求められます。
こうした背景から、同社はプロジェクトの竣工後、開発敷地内を含む「大阪ダイヤモンド地区」で、企業や行政などと連携したエリアマネジメントを計画しています。地区内のサンクンガーデンは、大阪駅と周辺施設を結ぶ動線上にある公共空間で、滞在や交流の場として活用することで、地区内の滞在性や回遊性の向上が期待できる場所です。
今回の社会実験は、サンクンガーデンでの滞在・回遊の創出に効果的な施策を確かめ、将来のエリアマネジメントに生かす知見を蓄積するために行われます。同社は得られた知見を活用し、将来的にJR大阪駅前の「大阪ダイヤモンド地区」の活性化と魅力向上に寄与するエリアマネジメントの実現を目指します。
出典:大和ハウス工業株式会社


